日本配線器具工業会は、東京都墨田区の第一ホテル両国で賀詞交歓会を17日開催した。会員のほか経済産業省、東京消防庁、関東電気保安協会、電気協会、日本電機工業会など電気、電設関係者が多数参加した。
芳野直之会長は「業界の今年度は、下期駆け込み需要があった昨年度と逆に上期が良くて下期が少し停滞し心配だが、悲観する必要もない。当工業会は、安全品質の追求、安全・点検リニューアル、環境対応推進、規格化推進の4つのテーマに取り組み、工業会会員も提案している。クリーンエネルギー時代でも分電盤、配線器具は必要な商品である。我々は大いに提案していこう」とあいさつ、中長期的な明るい見通しを示した。
来賓を代表して経済産業省商務情報政策局情報通信機器課吉本豊課長は「昨年はグリーンイノベーション、ライフイノベーションをまとめ、夢のあるものをどんどん出した。設備投資関連でも補正予算、予備など投入している。住宅エコポイントも1年間延長した。工業会も良い影響を受けると思う。政策を絵に描いた餅に終わらせない」とあいさつした。