当社Eテック事業部は、制御・電子機器を中心に専門商社として「顧客主義」を徹底、顧客との信頼関係、人間関係を築くことを最優先に掲げている。
昨年は、アジア向け輸出が好調に推移、半導体製造装置市場が大幅に回復したほか、エコカー減税などの政策効果で個人消費が増加するなど明るい材料が多かった。一方、長引く円高状況や民間の設備投資の立ち遅れ状況など懸念材料もあり、今年の市場見通しとしては若干不透明な部分も伺える。
こうした状況下、当社では、国内メーカーと協業しながら顧客に高効率・高付加価値化への提案を行うとともに、グローバル化を進める顧客に対して、海外企業と対抗できる品質と技術を供給するなど、万全なバックアップ体制を整えていく。
高効率・高付加価値化への提案では、オールインワン、ワンストップショッピングを基本に、電気・電子・メカトロ・システムなどを含めたトータルソリューションを提供し、コストメリットの提案と市場創造に努めていきたい。
また、制御とメカトロなど様々な技術を融合するとともに、ソフトウェアなどのアプリケーションを付加し、顧客に最適なソリューションが提供できるよう、その一翼を担いたい。
具体的なテーマでは、オールインワン化により、開発工数の削減と品質の保証を提供する「PCビジョンシステム」や、生産現場のタクトタイムの短縮など、さらなるコストダウンを図るために、メカトロと駆動技術を応用した「ロボット・搬送システム」などがあり、積極的に推進する方針である。
さらに、キャパシタやLED電源など、省エネと環境をテーマとした案件も多数あるので、こうした案件にも注力していきたい。