横河電機は、プラントなどの製造現場で使用される機器の調整・設定・管理を行うソフトウェア「FieldMate(フィールドメイト)」を改良した「FieldMate
R2・03」を発売した。価格はベーシック版拡張パッケージが3万円から、アドバンス版は10万円。
改良ソフトは、需要が急増している中国市場に対応するために中国語で操作できるようにしている。
また、ISA100・11aフィールド無線通信規格に対応した。主要なフィールド通信プロトコルのすべてに対応しており、フィールドメイトで管理できる機器の範囲が増え、フィールドセンサ選択の自由度も向上する。さらに、フィールドセンサの設定や調整、管理といった基本機能のみのベーシック版を3月から同社ホームページで無料ダウンロードでき、有償のベーシック版拡張パッケージには、各種フィールドセンサとのインタフェースをそろえたソフトウェアを付属するほか、アドバンス版にはベーシック版拡張パッケージの機能に加え、データベース機能や同社の統合機器管理ソフトウェアパッケージとの同期が可能な機能が加わる。
プラントなどでは、複数メーカのセンサや、複数の通信規格の使用といったように、統一されていないことが多いことから、フィールドメイトはこのような要求に応えるオープンなソフトウェアとして、他社のセンサ、FDT/DTMを始めとする様々なフィールド通信規格に対応している。