IT機器の電源・冷却・管理など物理インフラソリューションを提供するエーピーシー・ジャパン(APC、東京都港区芝公園2―4―1、TEL03―6402―2001、シリル・ブリッソン社長)は、ネットワークシステムの企画・コンサルティング、設計・構築、運用・保守までをトータルに行うNECネッツエスアイ(東京都文京区、山本正彦社長)のサーバールームに、冷却ソリューション、モジュール型UPSなどで構成されるトータルソリューション=写真=を納入、コスト、スペース削減に貢献した。
NECネッツエスアイは、オフィス改革ソリューションを推進しており、新しく移転した本社オフィスでスペース30%、コスト20%の削減に取り組んでいる。この目標達成のため、24時間365日稼働するサーバールームの省スペース・省電力・省コスト化が不可欠であった。
さらに、サーバールームの稼働状況の見える化やセキュリティ強化、可用性向上など、サーバールーム全体の見直しも必要だった。
エーピーシー・ジャパンは、こうしたニーズに対応するため、排熱を効率よく回収・冷却する高効率の冷却ソリューション「HACS」、N.1の冗長性により安定した電源を供給するコンパクトラック搭載型UPS「Symmetra(R)LX」、消費電力をリアルタイムで把握する電源タップ「Metered
Rack―Mount
PDU」、ネットワーク型監視カメラ「NetBotz(R)」、さらに、IT機器や物理インフラの運用状況をWEBブラウザで監視・管理するソフトウェアなどを組み合わせた、トータルソリューションを納入した。
これらのソリューションで統合・効率化を図ったことで、NECネッツエスアイのサーバールームは従来比約30%のスペース削減、トータルコスト20%削減が見込めるようになった上、サーバー運用管理業務の効率化にも寄与している。
NECネッツエスアイのSI&サービス事業本部ファシリティ&サービス事業部新地浩二部長は、「このソリューション導入で得た実証効果や結果を、自社のソリューションに反映させ、顧客の提案強化に繋げていく。また、我々が得た効果や結果、経験、さらに顧客の反応や声などを、当社の販売パートナーであるAPCにフィードバックさせ、製品やソリューションをより良いものにしていきたい」とコメントしている。