東京都電機卸商業協同組合(TEP、廣瀬芳重理事長)は、「新春懇談会」を東京ガーデンパレスで4日開催した。当日は、会員企業の社長や幹部社員をはじめ、賛助会員、各地区の電子部品流通協議会の会長、来賓など約100人が参加した。
冒頭、あいさつに立った廣瀬理事長は「エジプトで政情がおかしくなっている。30何年間にもわたる独裁政権はどうかと思う。大きな企業も含め公共性のある組織は長い政権ではなく、日本の駅伝のように、政治・文化を色々な形で交代して、次の人に伝えていくというやり方がある。
今年は順調に行くと見ていたが、鳥インフルエンザ、豪雪や火山灰被害など起こっている。しかし、株価や企業業績も上昇しており、残業も増えている。企業の設備稼働率も80%ぐらいまで回復し、雇用も増えている。このまま順調に行けば設備投資も増えて、今年秋ぐらいには良くなることを期待している。
しかし、ひとつ条件があり、それは政治が安定することである。これで国民の安心に繋がり、マインドも良くなる。これから動きが活発化すると同時に、自信を持って取り組み、成果を皆さんと勝ち取って欲しい。今年は大いに期待できる年だと思う」と述べた。
続いて新春講演会に移り、ニュービジネスコンサルタントの梶谷通念社長が「『地頭力』今求められるリーダーや経営者の資質」と題して行った。梶谷社長は「『夢とネアカ』が会社を変え、業績拡大に繋がる」と強調した。
その後、JEP岡本弘会長をはじめ来賓の祝辞の後懇親会に移り、TEP副理事長で大和無線電機堀内覚社長の乾杯の音頭で交歓に入った。
中締めは青年委員会委員長で中央無線電機の藤木正則社長が行ったが、このほど加わった17人の青年部会員の紹介も行われた。