地域密着型技術商社を志向するサンナイオートメーション(川崎市中原区新城中町16―14、TEL042―752―5831、内藤孝輔社長)は、神奈川県最大の工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ2011」に、LED照明と自社製コントロール盤の組み合わせでLED照明の効能を実演し、来場者にLED照明で街を元気にしようと訴えていた。
同社はメカトロメーションを提唱し、工場の自動化・効率化へ制御機器販売からシステム設計・設置工事まで請け負っている。近年は、FA分野で培ったノウハウを活かし「地域社会の安全・安心の確保」をテーマに商店、地域にまで交流を広げてきている。LED照明のプランニング、設置工事もその一環として取り組んでいる。すでに、公共施設などに実績を残している。
テクニカルショウヨコハマには毎年出展しているが、昨年までは「生産」エリア内であったが、今年は「生活・環境」エリアに変え、地域社会でのイメージアップを図った。
ブースはIDEC製各種LED照明ユニットを並べて点灯していたが、時々、照度が暗くなることに、来場者から質問が寄せられた。センサーで周囲の明るさの変化を検知し、同社技術部が設計製造のコントロール盤でLED照明を自動調光させていた。明るさを制御することにより省エネルギー量をさらに削減できるため、関心が寄せられた。
内藤社長は「機会あるごとに『地域社会をLED照明で明るくし、元気を出そう』とに訴えてきたが、お陰で公共施設、スーパーなどからも受注が増えている」と手応えを感じている。