オータックスは、産業用スイッチの専門メーカーとしてディップスイッチ、電源スイッチを中心に、幅広い製品群を誇る。
このうち、ディップスイッチはトップメーカーとして、1000種類と月産600万個体制で取り組んでおり、フル生産の状況が続いている。
1990年代にハーフピッチを業界で最初に開発して以来、ハーフピッチディップスイッチシリーズのバリエーションの充実を図っており、現在、スライド・ピアノ・ロータリータイプのほか、ロッカー・押しボタンタイプもシリーズ化している。更に、コモン端子をもつシングルラインのSIPスイッチや、抵抗やダイオードを内蔵した複合型ディップスイッチ、本体が亜鉛ダイキャスト製の堅牢タイプなども完備。
面実装ハーフピッチ(1・27ミリ)ディップスイッチ「KHシリーズ」は、月産100万個を誇るメイン機種。内部構造の極超小型化で同社従来品(8極)の面積比で41・9%を実現しており、高密度実装に最適である。また、エンジニアリングプラスチック使用で耐熱性もさらにアップしている。
接点は金メッキが標準仕様で、SMTマウンターによる自動実装、リフロー及び洗浄が可能。自動実装は、テープ、カートリッジなどでの供給が可能。操作部はスライド(標準と薄型)とピアノが完備。
(http://www.otax.co.jp)