日本電気制御機器工業会(NECA)と、EUインスティテュート関西及びEUスタンディーズ・インスティテュートは共催で、「国際標準化シンポジウム」を、7日(大阪大学中之島センター)と9日(慶應義塾大学三田キャンパス)に開催、両会場で240人が参加した。
このシンポジウムは、「国際標準化における日欧企業の戦略的協同」をテーマに、国際標準化が進んでいる欧州企業を招いて取り組みを聞くとともに、日本の取り組み状況なども披露し、今後の国際標準化戦略の展望・連携などを探ろうと企画したもの。
講演は「共同研究開発プロジェクト―標準化に向けた戦略」についてバーバラ・ローデ駐日欧州連合代表部公使参事官・科学技術部長、「SIEMENSの国際標準化戦略とIECにおける日欧標準化連携」についてフリードリッヒ・ハーレスIEC/ACOS議長・独シーメンスAG技術本部標準化規格推進部安全技術統括部長、「ABBの国際標準化戦略とIECにおける制御技術の国際標準化」についてステファン・ケルネスIEC/SC17B議長・ABBオートメーション標準化部長、「NECAにおける国際標準化活動の取り組み成果と今後の展望」について藤田俊弘NECA制御安全委員会委員長、「国際標準化における日欧企業の戦略的協同」について江藤学一橋大学イノベーション研究センター教授がそれぞれ行った。
また、最後にこの4氏によるパネルディスカッションで、幅広い意見の交換が行われた。