三菱電機は、ウインドリバー(東京都渋谷区広尾1―1―39、TEL03―5778―6001、藤吉実知和社長)と産業用機器分野での協業で合意し、産業用機器の制御をC言語で行う三菱電機のシーケンサ「MELSEC―Q
C言語コントローラ」のアプリケーションを構築するためのツール「C言語コントローラ用エンジニアリングソフトウェアCW
Workbench(シーダブリュー・ワークベンチ)」を共同開発し、14日から販売を開始した。
提供はDVDパッケージとライセンスの2つで、価格はオープン。
新ソフトは、プログラム編集からコンパイル、ソースコードデバッグまでの基本機能に特化したことで、C言語コントローラ用アプリケーションの開発が容易かつローコストで行える。
また、Eclipseベースのサードパーティー製プラグインツールが利用可能で、多言語化対応、ソースコード管理などの機能も容易に拡張することができる。
動作OSとして、Windows7/Vista/XPに対応している。
組み込みシステム分野では、製品のライフサイクル延長とTCO(総所有コスト)削減のために、高度な装置制御や情報処理に長期に安定した稼働で実績のある汎用シーケンサを活用し、C言語でプログラミングする動きが拡大している。
今回両社の協業により、産業用機器でのC言語アプリケーション開発において、設計、デバッグを効果的に行うことができ、高度な情報処理や高性能デバイス制御を実現できる。
ウインドリバーは米国に本社を置き、1981年からエンベデッドデバイス向けのソフトウェアを提供するパイオニアメーカー。