椿本チエインは、動力伝動用チェーンの基幹商品であるRSローラチェーンに、BS(英国規格)/DIN(ドイツ規格)に対応した、第4世代のRSローラチェーン「GT4
WINNER」=写真=を発売した。同社のRSローラチェーンは、1953年のJIS適合以来、10年ごとにモデルチェンジを行ってきた。GT4
WINNERは、欧州規格に対応するもので、主要3サイズは、欧州の競合他社を圧倒する品質を確保。欧州製の機械設備や、欧州向け輸出機械設備に最適である。
BS/DIN規格対応では、世界最高水準の品質を確保した米国のANSI規格に対応した同社のRSローラチェーン「G7―EX」の性能をそのまま反映させた。
冷間鍛造による高精度のシームレスブシュを開発。ブシュ内部にLD(ルーブディンプル)を設ける加工技術により、耐摩耗寿命を2倍以上に向上。
長寿命化により、チェーンの交換回数が減少し、メンテナンスコストの削減に貢献し、CO2排出量を66%削減する。発売品種は、今回新たに大形サイズ(48B、56B)をラインアップ。RS08B~56Bサイズまで計11サイズを用意、顧客のニーズに対応する。
同社では、新製品について11年度5億円、13年度9億円の販売計画を立てている。