オムロンは、製造現場の省エネ推進に不可欠なエネルギーのムダ発見をサポートする分析支援ツール「省エネ分析支援ソフトDr・ECO(ドクターエコ)/形EWS―DE10」を発売した。オープン価格。販売目標は3年間累計で2000本。
Dr・ECOは、センサで計測したエネルギーデータを、様々な形式のグラフで表示し任意に表示加工することができる。収集・蓄積した電力使用量データと、温度・流量・生産情報など省エネ対策に不可欠な各種データとを比較し、エネルギー利用のムダを発見。製造現場での省エネ対策をサポートする。
計測データを単にグラフ化(見える化)するだけでなく、グラフの拡大・縮小機能や入れ替え機能、ムダな電力の色分け機能など、充実した分析環境を実現する。
さらに、初心者にも操作方法やエネルギーのムダの見つけ方が分かるよう、チュートリアルデータを同梱、スムーズな運用をサポートしている。
エネルギーが変化する個所から、マウスドラッグで即座にムダを見つけるグラフの移動・拡大・縮小機能、ムダな固定エネルギーを見つけるためのデータの入替・選択機能などを装備。
エネルギーを比較し、ムダを見つけるためのワンクリックグラフ切り替え機能や、異種データの重ね合わせ機能、電力の色分け機能を備えている。
このように、分析のための各種グラフを容易に作成できるので、3日間程度で省エネ分析を行うことが可能である。
また、同社の電力センサ「KMシリーズ」や、センサネットワークコントローラ「形EW700」と組み合わせることで、スムーズに製造現場の省エネを行うことが可能。
さらに、同社のASP方式によるエネルギー監視システム「e―watching」と連携することで、電力の見える化を省エネの実行に移す新たな価値を提供することができる。