市場のグローバル化に伴い、どの国においても生産性向上へラインの自動化、高速化は必須条件となっている。そのため、生産技術者は生産ラインや生産機械の稼働停止による時間ロスの削減に最大の注意を払い対策を講じている。停止要因はさまざまであるが、近年は豊富な情報を取り込める2次元コードの普及により印字読み取り不良が原因のケースもしばしば見受けられる。この課題を初めて解決したのが、自動認識システムの大手メーカー東研である。大手電気メーカーの生産技術者から「ワークを止めない」「読み取りNGを許さない」の要望に基づき、“現場を止めない"コンセプトで自動化ライン設置用高性能2次元コードリーダ「TFIR―3171N/TFIR―3172/H」を開発した。印字クオリティ監視モニター機能で、印字劣化も予知予防できる。また、日本にいながらイーサネット経由で各国に分散する現場の印字状態を常時監視し改善できる。まさに、グローバル競争時代の申し子である。
世界的な競争の中で、生産ラインの停止は製造業にとって致命的な打撃となる。
近年は、安心・安全社会の実現へトレーサビリティが求められ、2次元コードの貼付、ダイレクトマーキングが当たり前となっているが、生産ラインの高速化、印字の微小化などコードを読み取る条件がますます厳しく、読み取りNGが起こっている。そのつど、生産ラインを停止せざるを得ないため、損失する時間と金額は大きい。
東研が開発した自動化ライン設置用高性能2次元コードリーダ「TFIR―3171N/TFIR―3172/H」は、“現場のラインを止めない"をコンセプトに、スピード、読み取り性能から運用サポート、設定の容易性まで現場で必要とする機能を搭載し、課題を丸ごと解決する。