島津製作所は4月1日付けで、機能・地域・担当製品が分散している複数の分析計測機器のサービス会社などを1社に統合・再編し、100%子会社「島津アクセス」を設立する。
これによって、グループの各種サービスを全国一律、トータルに提供し、より一層の顧客満足度向上と事業拡大を図る。
分析計測機器のサービスは、現在8社に分散している。このうち、分析計測機器のサービス事業全般を担う東京島津科学サービス、島津試験機サービス、京都島津計測サービス、カンサ、西日本島津科学サービスの5社は、東京島津科学サービスを存続会社として合併。
また、島津システムソリューションズは、環境計測機器のサービス事業を、島津サイエンス東日本は精密機器の移設事業を会社分割し、東京島津科学サービスに承継する。
さらに島津製作所の分析計測事業部応用技術部コールセンターの人員・機能などを、東京島津科学サービスに移管するとともに、社名を島津アクセスに変更する。
島津アクセスは、本社を東京都台東区に置き、社長には鈴木紀夫氏が就任する。資本金は5000万円で、従業員数は約700人。2012年3月期の売り上げは150億円を計画している。