ピーアンドエフ(横浜市緑区白山1―18―2、TEL045―939―7802、太田階子代表取締役)は、業界で初めて国際安全に適合したセーフティロータリーエンコーダー「RVS58Sシリーズ」=写真=を発売する。
従来、安全回転数のモニター制御は、ロータリーエンコーダーを安全対策上から2個使いで制御しているが、新製品は1個のロータリーエンコーダーで冗長化して構築することで、世界最高レベルの安全規格に適合した安全システム構築を可能にしている。
適合の安全規格は、IEC61508の機能安全SIL3、セーフドライブのモニタフィードバックとしてIEC61800―5―2、IEC13849―1パフォーマンスレベルPLe、EN954―1セーフティカテゴリ4などで、TUVの認証を取得している。
出力はSIN/COSが選べ、断線検出機能を装備している。保護構造はIP65。
堅牢仕様で、軸許容力ラジアル60N、スラスト40N重工業機械にも導入が可能となっている。
主な用途は、工作機械、プレス、包装機械、印刷機械、木材加工機、金属加工機、コンベア、マテリアルハンドリング、鉄鋼、自動車生産設備などモーターフィードバックが必要な機械。
同社は、ドイツに本社を置くFAセンサーと防爆機器の総合メーカー。特徴ある仕様を持つロータリーエンコーダーの品ぞろえを進め、独自の市場開拓を進める。