【名古屋】タイテック(野村拡伸社長)は、オープンネットワーク「MECHATROLINK―III」規格に対応した、大容量のデータ通信が可能な「PCIモーションコントローラ」=写真=を発売した。
これは、同社が培ってきたモータ制御技術、コントローラ技術により開発されたもので、産業用ロボットコントローラに使用されるI/Fの最新規格である「MECHATROLINK―III」に対応している。
最大100Mbpsの伝送速度で大容量のデータ通信が可能で、1枚のボードで32軸、指令更新周期2msでのサーボ制御が行え、ロボットや産業用機械の作業速度向上と省エネ、コストダウンに役立つ。RS―485通信、外部入力2点、外部出力1点などの外部I/Fが用意されており、ボード単位で機器との接続が行え、各種機器との連動が容易になる。また、複数の入出力が必要な場合にはリモートI/O機能にも対応する。パルス列出力モーションボード互換ソフト搭載により、パルス列からネットワーク化への移行がスムーズに低コストで実現でき、単独の機械のコントロールはもちろん複数の機械を最適にコントロールすることが可能。
半導体製造装置、チップマウンタ、工作機械、産業用ロボット、搬送用ロボットなどの多軸制御用の制御盤に使用できる。