アンドール(笹淵裕司社長)は、高度な3次元設計環境と自由度の高い2次元設計を共存させた2次元/3次元統合CADシステム「CADSUPER
Works(キャドスーパーワークス)2011年版」を発売した。標準価格120万~198万円。
CADSUPER
Worksは、高度な3次元設計機能と自由度の高い2次元設計機能が、専用の連携機能により融合した2次元/3次元統合CADシステム。独自の高度なデータ補正機能により、2次元図面上での操作に適した2次元データ化を実現。上流での品質の作り込みから図面作成まで、全方位の設計支援環境を提供する。
11年度版の主な特徴は、顧客から要望が多かった周辺オプションを、拡張機能・解析機能・Drawing機能に分割、全6モデル構成へ変更した。
専用の2次元図面から3次元モデル連携機能の強化を図った。2次元図面から拘束条件を付けずに簡単にモデリングを行いたいとの要望に対応するため、マルチボディ機能を強化。
マルチボディの形状を1部品で完全な別ファイルとして保存でき、再利用を可能にした。
また、干渉チェック機能を搭載し、2次元図面を最大限有効活用したモデリングが可能となった。
さらに、独自のモデリングコマンド「2D
to
3D」コマンドのトップダウン設計機能の強化を図った。また、新機能として、JIS準拠の鋼材をCADSUPER
Works
BASICモデルから、鋼材レイアウトを搭載した。
専用の3次元モデルから2次元図面連携機能の強化では、システム設定の複数保存の実現を図った。従来、3次元データから2次元図面処理時、毎回設定の確認を実施していたが、新機能として、システム設定に保存機能を追加。投影用途(部品表配置設定・寸法線投影設定・2次元属性設定など)ごとの設定保存を実現している。