端子台最大手メーカーの東洋技研は、今年1月には固定金具が不要の3・5ミリピッチスプリング式コネクタ端子台「PCXシリーズ」を発売した。
7・62ミリピッチ・ねじ式コネクタ端子台に比べ約57%の省スペース化を図っており、配電・制御盤の小型化に貢献。
新発売の3・5ミリピッチスプリング式コネクタ端子台PCXシリーズ(40極、50極)は、同社のねじ式40極の寸法176ミリに比べ101ミリ小さい75ミリになっている。
50極も同様に、216ミリから92・5ミリへ縮小。
また、独自開発のロック機構を採用しており、製品をレールに取り付けるとバネで固定され、ロックボタンを押さない限りスライド移動ができない。そのため、固定金具が不要で作業工数を減らせる。この方式は業界で初めて。
端子台の結線ばね開閉用ボタンは「+」、「-」どちらのドライバーでもボタン操作ができ、電線挿入孔は棒圧着端子(フェルール)、撚り線、単線に対応しており作業も簡単である。チェック端子にはφ2テストピンの挿入が可能である。
端子記名シール部は5極飛びに印字文字を反転(白抜き文字)することでコネクタナンバーを視覚的に認識し易くなっている。
定格電圧はAC125V、定格電流1A、絶縁抵抗100MΩ以上、耐電圧AC500V/1分間となっている。
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