電気接触関連機器の大手メーカーである共立継器は、端子台に関しても知名度が高い。機種も工業用、制御用などシリーズ化し豊富である。
ユーザーの立場で開発しており、品質、性能、安全性、作業性などに優れ、使い勝手の良い製品として高い評価を得ている。
各種端子台シリーズのなかで、スタッド端子台「NKT―□Sシリーズ」は、配線作業の効率化、製品強度の向上などを目的に開発された。
スタッド形状のため配線効率が高く、しかも締め付けの繰り返しによるネジ山の低減も図られている。製品強度を上げ、JIS
C2811規格値を上回るトルク値で締め付けが可能である。
さらに、端子間の隔壁を長くしているため、丸形圧着端子の絶縁距離が十分に確保できる。
機種は定格電圧600V、定格電流175A、同240A、同440A、同660Aの4機種がある。
極数は2、3、4、6、8極。
一方、レール式端子台CUL(北米)規格対応シリーズは、市場側配線には圧着端子が不要で、裸電線2本を挿し込み締め付けるだけで接続できる。
機種は定格電圧600V、定格電流200A、同300A、同600Aの3機種がある。
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