国内最大の電気設備機器・資材・工具などの関連総合展示会である「2011電設工業展(ECEMF2011)」(主催=日本電設工業協会)が、5月25日から3日間、東京ビッグサイト(西1、2ホール)で開かれるが、このほど出展者数がほぼ固まった。出展者数は202社(563小間)となった。これは社数で過去2番目、小間数で同3番目の規模で、景気の回復を受け出展が徐々に戻りつつある。このうち、新規出展が30社、海外から14社(台湾、タイ、中国、韓国、インド、シンガポール)となっている。
毎年、東京と大阪の交互開催である同展も今年で59回目を数え、今回の展示会テーマは「低炭素社会へ~電設技術とグリーンイノベーション~」。
同展には、電気設備に関連する電線・ケーブル・絶縁材料、電線管・ダクト・ラック・レースウェイ・ポール・架線金物・地中線材料から始まり、電力機器・配電機器・キュービクル・制御盤・配分電盤・計器・計測器、配線器具・照明器具・光源、防災システム・自家発電装置・蓄電池設備・火災報知設備・避雷設備、通信機器・多目的情報管理システム・電子制御機器・工具・用具・保護具・ビル管理システムなどの電気設備システム、CAD、空調・環境設備、さらには太陽光・風力発電などの新エネルギー設備機器まで非常に幅広い製品が展示される。特に今回も、開催テーマにもなっている環境・省エネを意識した出展が予想され、協賛団体はこれに関連する3団体が今回から加わり30となった。
今回で50回目を迎える恒例の製品コンクールも実施が予定されている。
また、初日の25日には特別講演会として、末吉竹次郎氏による「低炭素社会に向けた企業の取り組みについて」と題して行われる。
さらに、前回から実施している来場者に会場全体を回って見てもらうための「抽選スタンプラリー」も実施する。スタンプの数に応じた回数で、豪華景品が当たるくじを引くことができる。
そのほか、出展者によるプレゼンテーションセミナー、2011製品コンクール参加製品パネルコーナー、電設資材電子カタログコーナー、商談コーナー、プレスコーナー、図書コーナーなども設けられる。
なお、同展と連動して会期前後の5月1日から7月31日までの3カ月間、電設工業展の公式サイトを利用したWebとして「電設工業展PLUS」(WEB電設工業展から名称を変更)が開設される。展示内容の事前予備情報や終了後の担当者への問い合わせなどにも活用できる。
同展の入場は登録制(無料)であるが、8日から事前登録の受付けも開始している。事前登録をすると会場への入場がスムーズなほか、抽選スタンプラリーなどで特典が付いている。