東洋電機製造と豊田自動織機は、産業機械分野におけるモーター・インバーター事業で業務・資本提携する。
具体的には、産業機械向けモーター・インバーター、電気駆動システムの開発・製造・販売を行う合弁会社を、豊田60%、東洋40%の出資比率で今年6月をめどに設立する。
資本提携では、相互に株式を持ち合い、豊田は東洋が新たに発行する株式210万株を第三者割当により1株491円で取得する。豊田の東洋への持ち株比率は4・31%になる。払い込み日は3月22日。
また、東洋は豊田の払込総額と同等の金額で取得可能な豊田の発行済み株式を市場買付けで取得する。
豊田は電動フォークリフトで培った中小型・高効率の電気駆動システム技術を有し、東洋は鉄道分野の高圧・大容量のモーター・インバーター・制御技術に強みを持つ。こうした両社の電気駆動技術やノウハウを持ち寄り、共同で、今後の電気駆動化の進展が予想される産業機械分野に環境性能に優れたモーター・インバーター、電気駆動システムを開発・提供していくことを目標にしている。