計測自動制御学会(SICE、曽禰寛純会長)は、昨年10月に新公益法人に移行してから初めての「第1回定時社員総会」を、東京大学山上会館で2月22日開催、代議員119人のうち、委任状などを含め104人が出席した。今年は、同会の創立50周年の大きな区切りの年にもあたる。
総会では、曽禰会長を議長にして、旧法人2010年度(10年1月~9月)及び新法人10年度(同10~12月)の2つの事業報告と決算報告、11年度の事業計画及び予算などを審議し承認した。
また、11年度の新理事13人と新監事2人も選任し、新会長(代表理事)には石川正俊氏(東京大学)、副会長に白井俊明氏(横河電機)と早川義一氏(名古屋大学)がそれぞれ就任した。
SICEでは、50周年を機会に、SICE
Anytime
Everywhere(いつでもどこでもSICE)を合い言葉に、将来に繋がる活動を一層強める。特に産業界との積極的なかかわりに対する基盤強化、及びSICE内外での異分野融合・横断型の連携事業の展開を方針に掲げて取り組む。また、50周年記念事業「SICEアカデミック・イノベーション50」を今年推進しているが、成功させて新たな将来ビジョンの創出による「種を蒔き、芽を出させる」事業活動に力点を置く方針だ。
社員総会の後、10年度学術奨励賞12件の贈呈式と、計測制御エンジニア36人への認定証授与式も行われた。
なお、社員総会に先立って役員・賛助会員懇談会も開かれた。