小野測器は自動車、建設機器などのGPS車速計「LC―8100」=写真=を発売した。本体価格は240万円。初年度50セットの販売を計画。
自動車メーカーがテストコースで走行試験を行う場合、光学式を使用しているが、センサー取り付けや設置に時間を費やし効率化が課題であった。
GPS車速計LC―8100は、GPSアンテナと慣性計測ユニットを設置するだけで計測できる。橋梁の下を通る時などGPS衛星捕捉状態が悪化する場所でも高精度で、データ更新周期100Hzの安定した測定結果が得られる。また、PC接続により、各種計測データのロギングが可能である。そのうえ、CAN出力、垂直方向測定、3軸加速度・角度測定などの機能、加減速試験ソフト、燃費試験ソフト、軌道表示ソフトなど多彩なオプションを用意している。