小野測器は、業界初のエレベータ・エスカレータ両方の点検に使用できるエレベータ速度計EC―2100=写真=を開発し、受注を開始した。
本体価格は、エレベータ速度計「EC―2100」が8万9000円、距離計測機能EC―0202が1万円、トリガー装置EC―0203が1万7000円、エスカレータ用周速リングKS―0800が1万2000円。
初年度500台の販売を予定。
EC―2100は、エレベータの定格速度計測、非常停止ブレーキの動作速度計測、エスカレータの非常停止距離計測を目的に開発された。
超高速エレベータの計測に対応するため、計測範囲を従来品の2倍、最大2000メートル/分へ拡大、演算時間を10ミリ秒へ短縮している。
また、オプションとして、距離計測機能を搭載することで、エスカレータが非常停止ボタンを押してから停止するまでの距離を計測できる。
このほか、(1)最大値ホールド機能を搭載している(2)アナログ出力機能を搭載している(3)メモリ機能により計測データを本体への保存できる(4)CEマーキング適合などの特徴を持っている。
電源は単三乾電池3本、外形寸法は162L×60W×38Dミリで、重さは約420グラム。