前述の安全機能を有する出力機器へ制御の指示を与えるのが、セーフティコントローラである。つまり、出力機器の安全機能だけでは、機械の安全を確保したことにならないため、このようなセーフティコントローラが必要になる。
機械の安全を確保するためには、機械の安全回路の異常時に機械の動力源を止めることや、異常があったまま再起動が掛からないようにする必要がある。異常のまま機械が動き、再起動が掛かってしまうと作業者が事故に遭う可能性が格段に高まるからだ。そのため、安全回路を実現するためにはセーフティコントローラが必要になる。セーフティコントローラは適切な安全回路を組むことで、異常時に機械の動力源停止や再起動が掛からないようにする設定ができる。
オムロンでは、柔軟なプログラム作成で安全回路を構築できるセーフティコントローラ形G9SPをそろえている。
現在、多品種の商品をできるだけ短時間で生産するには、段取り変更に合わせて柔軟にプログラミングできるセーフティコントローラが必要となっており、その要望に応えた商品である。