安川電機は2月1日付けで、インドでのロボット販売の合弁会社であるモートマン・マザーソン・ロボティクス(今村研一社長)との合弁を解消し完全子会社にした。また3月5日付けで、社名も「ヤスカワ・ロボティクス・インド」に変更した。
同社は2004年12月に、インド・サムワルダナ・マザーソン・ファイナンス34%、双日15%出資により、資本金1000万インドルピー(約2560万円)で合弁会社を設立した。
インドのロボット市場は、自動車を中心とした産業の好調な成長に牽引され、今後急速に発展が見込まれていることから、この市場の伸びに柔軟かつ迅速に対応し、経営の意思決定のスピードを上げるために完全子会社化した。また、インド市場でのブランド力強化のため「YASKAWA」を新社名に入れた。
同社は昨年8月、インバータなどモーションコントロール製品の拡販を狙いに、インド・ヤスカワ・エレクトリックを設立し、今年1月からインバータの生産を開始している。ヤスカワ・ロボティクス・インドも、モーションコントロール製品の拡販活動と連携し、インド市場での安川グループの競争力を強化し、事業を拡大していく。
なお、ヤスカワ・ロボティクス・インドの従業員数は52人。