ODVA
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Japan(伊藤浩代表)は「第14回年次総会」を東京・大崎のゲートシティホールで11日開催し、2010年度活動報告、11年度活動計画、理事会メンバー改選などを審議し、承認した。
最初に伊藤代表から、10年度の活動報告が行われた。10年12月現在の全世界におけるDeviceNet製品ベンダは900社から1180万ノード、EtherNet/IP製品ベンダは250社から約300万ノードが出荷されている。
一方、CompoNetは07年2月のリリースから4年が経過したが、日本では39社から製品が発売され、急速に拡大している。11年1月現在のベンダID数は合計で1204社となっている。
続いて、11年度から新代表になる横見光氏から11年度の活動方針として「EtherNet/IP、CompoNetの普及促進」が示された。今年度は11月にシステムコントロールフェアが開催されることから、認知度向上に向けた絶好の機会と捉え取り組む。出前セミナーも4回を目標に開催を企画し、顧客へのアピールを強める。
また、ODVAのホームページの改善とパンフレットの改訂も行うことにしている。委員会活動のうち、CompoNet委員会は、販促委員会に統合していく方針も発表された。
その後、10年度及び11年度の各委員会活動の報告及び計画が発表され、稲山知己氏が販促委員会、森利明氏が技術委員会、徳森世紀氏がCompoNet委員会、事務局の鶴岡正敏氏が広報の活動についてそれぞれ説明した。さらに新代表に就任したオムロンの横見光氏は「今年2月まで欧州で勤務し、複数のオープン化団体の活動を見てきた。ODVAの長い歴史を活かし飛躍の年にしたい」と抱負をのべた。
第2部の講演会では、「工場の見える化とITを使った現場の情報活用制御システムセキュリティの今後の取り組み課題」と題して、デジタル事業戦略室の村上正志氏が行ったが、講演の途中で東北地方太平洋沖地震が発生し打ち切った。