三菱電機機器事業部(神田正志事業部長)は、FA機器のプライベートショー「三菱GOT
Solution
Fair」を、東京・八王子芸術文化会館いちょうホールで10日開催、204人が来場した。名古屋、大阪に続く3カ所目の開催であるが、八王子会場では同社のグラフィックオペレーションターミナル(GOTシリーズ)が表示器で国内No.1ブランドになったことを受けて、GOTの存在感・信頼性をアピールすることに重点を置いた。
GOTを中心にシーケンサ、ACサーボ、ロボット、インバータ、無停電電源装置、ノーヒューズ遮断器・漏電遮断器など同社の誇るFA機器との親和性に基づいたソリューション提案を行った。GOTは、3・7型~15型まで用途に応じて選べる45機種がラインアップしており、GOTを通じての操作や管理、表示など各種の使いやすいアプリケーションを披露。
また、新発売したGT15シリーズの5・7型や、近日発売するGT16シリーズ5・7型などの新製品も展示された。
同社のFAパートナーであるエニワイヤ、オプテックス・エフエー、コグネックスも、各種センサーや省配線システムをアピールした。
同社は2009年8月、八王子市に西関東(TAMA)機器営業所を開設し、埼玉県南西部から東京都多摩全域、神奈川県西部地域にかけて広がる西関東地区の営業体制を強化した。同地区は、大手企業の有力工場や試験研究機関、理工系大学、さらには高度な製造技術を有する基盤技術型中小企業などが数多く存在する。八王子会場は、こうしたユーザーへの販売促進を狙いに企画した。
同社では今後もGOTの新製品投入や販促キャンペーンの展開などで、他のFA機器との相乗効果による市場浸透に取り組んでいく方針。
なお、17・18日に東京・秋葉原でも同展の開催を予定していたが、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、中止した。