日本オカへルド(東京都中央区日本橋蛎殻町1―3―5、TEL03―3669―9407、天沼隆彦社長)は、独・ロームへルド社の電動スイング・クランプを4月1日から販売開始する。新製品は、直流モータの回転をギアによってクランプロッドの回転・上下動に変換し、最大7knの力で締め付ける。油圧に匹敵する力のため、万が一油漏れなど油圧を使えない、使いたくない環境などでのワーク固定に威力を発揮する。例えば組立工程や品質管理の現場、食品・包装・医療機器などの産業分野に最適。電源電圧はDC24Vで、締め付け力の調整などはPLC(プログラマブル・コントローラ)による調整が可能。
ワークを治具やテーブルに固定する時には、手動・空圧・油圧のクランプが使用されているが、空圧クランプは締め付け力が限られ用途に制約がある。また油圧は、大きな締め付け力が得られるが、油圧源や油圧の配管が必要になるなど設置場所が制限されるといった課題がある。
新製品は、こういった課題解決を図れる。
同社は、独・ロームヘルド社と同・ハルダー社が折半出資の会社で、両社の製品を始め、治具や機械製品部品などを欧州各社から輸入販売している。