日本認証(JC、大阪市淀川区西宮原2―7―53、TEL06―4807―3337、岩橋清太郎社長)は、非技術系職種で機械運用安全の知識を有する人材育成を狙いとした「セーフティベーシックアセッサ(SBA)資格」の、2011年度春期定期試験と講習会を、5月28日に東京と大阪で実施する。受験・受講者の募集期間は3月28日~4月28日まで。
試験会場は、東京会場が東京都品川区大崎1―11―1のゲートシティホール、大阪会場が大阪市東淀川区西淡路1―3―21の大阪コロナホテル。試験・講習会の時間は午前9時30分から午後5時までで、試験のみは午後4時30分から午後5時まで行われる。
試験範囲は(1)安全の考え方(2)国内法と国際基準(3)機械安全の基本原則(4)リスクアセスメント(5)ガードとインターロック(6)オペレータインターフェース(7)安全コンポーネント。
受講料は講習会付きが1人2万1000円(税込)、試験のみの場合1人5250円(同)。
定員は東京80人、大阪が60人で、定員になり次第締め切る。
申し込みはJCのホームページから行うこと。問い合わせ先は同社SBA担当、eメールsba@j‐cert.com、TEL06―4807―3337まで。
SBA資格認証制度は、日本電気制御機器工業会(NECA)規格「セーフティベーシックアセッサ資格認証基準」に基づき、JCが運用実施するもの。
機械の安全に関与する設計者や安全管理者だけでなく、現場作業者など機械運用に関わる人、さらに管理職・営業職など幅広い層に対して、国際安全規格に基づいた安全の考え方・取り組みを普及させるもので、国内外における製造現場で安全の普遍的・基礎的な知識を有する人材の育成を目的としている。
10年度までの受験者数は227人で、このうち合格者は50社220人(合格率97%)となっている。受験者の約75%が研究・開発・設計や営業など非技術系の人である。
また、約70%が職場安全パトロールの経験者で、こうした人が機械安全の知識を持つことで、より安全な職場づくりに繋がっている。
JCでは、15年に国内外で1万人の有資格者を目指す方針で、特にアジア地域での有資格者を増やしていきたいとしている。