山洋電気は、工場の受電設備のコストを削減できるピークカット装置「SANUPS
K33A」=写真=を開発、17日から発売した。
大型のプレス装置や搬送設備に搭載しているモータは、駆動する時に瞬間的に大電力が必要となるため、受電設備を実際の消費電力以上に強化しなくてはならない場合がある。新製品は、二重層キャパシタに蓄えておいた電力を放出して電力のピークをカットできる装置で、受電設備を必要最低限に抑えることができるため、工場の電源設備を増設することなく、必要な電力が供給可能になる。
また、長寿命の電気二重層キャパシタを採用しているため、装置を小型にでき、安定したピークカット性能を長期間保てる。
入力定格電圧は三相3線415V(380、400、420、440V)で、出力は直流。最大出力容量は1800kW、入力容量は600~1600kWで、キャパシタから補う電力容量は1200~200kW。
主な用途は大型サーボプレス装置、大型搬送装置。