横河電機は、PLCの新製品としてレンジフリーコントローラFA―M3シリーズの新シリーズ、「FA―M3V」の拡販に注力している。
FA―M3Vは、CPUモジュールに新開発のラダープログラム演算エンジン「Vitesseengine」を搭載し、基本命令の実行速度が3・75ナノ秒(同社従来製品比5倍)と高速で、100キロステップのプログラムを1ミリ秒で実行できる業界最高の演算処理速度を実現している。しかも、プログラムや信号入出力のリフレッシュも、100マイクロ秒周期(同2倍)で行い、位置決め指令などの時間短縮が図れるほか、位置決め制御などに有効な64ビット整数演算命令や倍精度浮動小数点演算命令もサポートし、高い精度の高速演算が可能。また命令の実行とネットワークなど各種周辺処理を完全に分離して並列で処理できる新制御方式「PIPS」によって、ばらつきのない高速安定スキャンができ、装置の安定動作を実現する。
さらに、キャッシュレジスタ、SDメモリカード(最大32Gバイト)、RAMディスク(4Mバイト)を標準装備しており大容量データの取り扱いも容易になっている。
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