<3月25日>
オムロン
グループ社員と同居の家族についても全員の無事を確認した。生産拠点の状況は、レーザ加工装置製造のオムロンレーザーフロント(神奈川県相模原市)が、通勤上の制約などで部分稼働状態だったが、18日時点で通常の出勤状態に復帰し、生産についても通常の状態に復帰した。一方、計画停電の実施により営業時間を変更する場合がある。
また、グループ会社で医療機器販売のオムロンコーリンは、地震の影響で閉鎖していた仙台支店を一部復旧した。
同社では、今回の地震による業績への影響を現在精査中である。
なお、同社及び同社グループ各社は12年度の社員採用について、被災地の学生に公平な選考機会を提供するため、3月22日から25日まで東日本地域を対象としていた東京での会社説明会、技術説明会を4月中旬以降に延期した。
会社説明会などの延期に伴い、4月1日以降に予定していた選考面接も、同地域の学生を対象に日程延期などの対応を行う。これらの日程については詳細が決まり次第、対象応募者に連絡する。
IDEC
筑波事業所は、電力事情などインフラ状況を考慮しながら操業中。仙台営業所は通常営業を開始。郡山営業所と水戸営業所は休業中である。問い合わせは、東京営業所TEL03―5782―7680で対応。そのほかの事業所、営業所は平常通り操業・営業している。
パナソニック電工
修理に関して、東北地区(青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県)は、修理のみを受け付けており、修理サービスの対応は停止中である。首都圏・関東全域(新潟県含む)と長野県・静岡県の一部地域は、ガソリンの確保が十分でないことや、交通機関の停止・渋滞、東京電力管内の計画停電などにより、現在通常の修理体制は採れていない。
なお、同社では住宅向けの配線器具、電気錠システム、空調・換気扇、IHクッキングヒーター、床暖房・深夜電力利用型床暖房(蓄熱ホットフロア)、人感センサー付き照明器具、太陽光発電、エコキュート、電気温水器、システムキッチン、耐震ロック、自動水栓(タッチレス水栓)、ホームエレベーターなどについて、地震・停電・断水時における取り扱いの注意事項をホームページに掲載を開始した。
また、採用活動については、被災地支援の最優先と、被災した学生への配慮から、12年度新卒採用の採用選考開始時期を予定の4月から6月以降に延期する。具体的な採用スケジュールについては、後日改めて通知する。
因幡電機産業
空調ダクトを製造している茨城工場(茨城県筑西市)は、建物及び設備の損傷により操業を停止していたが、22日から操業を再開した。
岡本無線電機
仙台営業所(仙台市宮城野区)は業務を一時停止しているが、22日に立ち入り許可が下り、早期の業務再開を目指している。業務再開まで同社秋葉原営業所(東京都文京区湯島3―9―1)内に仙台営業所の業務環境を設け、対応を行っている。TEL03―3833―1301、FAX03―3833―1308。
<3月24日>
サンミューロン
岩手工場(奥州市)の受注・生産・出荷を再開している。一部製品の部材供給で、協力工場の被災で在庫が懸念されるものの、当面平常通りの出荷となっている。
サンワテクノス
東北営業所(仙台市)は、人的被害はなかったものの、社員の通勤手段や、電気・水道などのインフラ関係がまだ不十分なため、休業している。
営業の対応は、電子営業部(TEL03―3778―2811)、本社(TEL03―5202―4011)で行っている。
チノー
グループ会社含め従業員の無事確認。仙台営業所の業務は当分、大宮営業所が代行。山形チノーも正常に稼働しているが、物流に混乱が生じている。
<3月22日>
立花エレテック
東北営業所(仙台市青葉区)は3月18日まで臨時休業していたが、電気、水道、通信回線などのインフラが回復してきたことを受け、22日から一部営業を再開した。