オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、同社のレーザ変位センサ「CD5シリーズ」=写真=と、三菱電機のシーケンサ「MELSEC―Qシリーズ」との接続用エンジニアリングソフトウェアを、同社ホームページで無料公開を開始した。同社では、今後変位センサ以外でも三菱電機のシーケンサと簡単に接続できる製品を発売する予定で、三菱電機との協業を進めていく。
同社は、三菱電機との協業により同社のMELSEC―QシリーズのCPUを使用し、CD5シリーズを制御する接続用のエンジニアリングソフトウェアを3種類開発してきた。
今回、MELSECシリーズ専用の統合プログラミングツール「GX
Developer」で使用可能なサンプルプログラム集のサンプルラダーと、三菱電機のシーケンスプログラム内で繰り返し使用する回路ブロックを部品化し、プログラム内で流用化できるようにしたFB(ファンクションブロック)ライブラリを先行リリース。このほどパートナーメーカーとして、初めて通信プロトコルライブラリをリリースした。
これによりCD5シリーズは、アンプユニットを使用することなく、直接センサヘッドをシーケンサで制御できるようになった。ユーザーは、簡単な設定で測定値の読み出しや書き込みが可能となる。
接続は、MELSEC―Qシリーズに、シリアルコミュニケーションユニット「QJ71C24N(―R4)」を装着し、CD5のセンサヘッドとRS―422方式で通信を行う。
3種類のエンジニアリングソフトウェアは、三菱電機と同社双方のホームページで無料ダウンロードできる。さらに、同社では三菱電機の表示器「GOTシリーズ」で簡単操作・設定が行える画面サンプルプログラムも用意している。
同社では今後、変位センサ以外でも、三菱電機シーケンサと簡単接続できる製品を増やしていく予定で、同社の関係会社であるジック製のバーコードリーダなどの販売を予定している。