【名古屋】明治電機工業(安井善宏社長)は、2011年4月1日から14年3月31日までの3カ年にわたる第7次中期経営計画を策定した。基本方針は「新たな企業価値の創造」で、商社としての原点に立ち返り、市場環境の変化に応じた新商材・新領域開拓を推進するとともに、同社の強みであるエンジニアリング力・ソリューション力を再構築し、顧客のニーズに的確に対応できる「エンジニアリング機能を持った商社」を目指す。
基本事業戦略は、(1)営業部門と技術部門が一体となった提案営業の強化(2)今後成長の見込まれる新商材・新領域の開拓(3)お客様のグローバル生産体制に対応した海外事業の強化(4)不況下でも利益の出せる収益体質の構築―の4つを柱とする。
提案営業としては、顧客の幅広い技術的ニーズに応えるため、200人を超える技術集団(開発・設計・製作・SE)を集約し、エンジニアリングビジネスの一元化を図る。営業本部、ソリューション事業本部と連携し、自社製品開発を推進する。
また、研究開発部門への営業強化として、計測課と自動車計測課を統合し、総合計測技術部として総合計測ビジネスの事業拡大を図るとともに、営業本部と連携し研究開発部門への営業強化を図る。