日本データシステム(神戸市東灘区向洋町中6―9、TEL078―843―5981、吉田則之社長)は、長期の供給が可能なインテルATOM
CPUを搭載した、ローコストの産業用マザーボード「MB―D527」を開発、5月から発売を開始する予定で、年間2万枚の販売を見込む。
メモリは、204ピンDDR3DIMNソケット2個を搭載。デュアルチャンネルDDR3メモリモジュールを、最大2枚4GBまで実装可能である。
拡張スロットは、1レーンPCI―EXpress×1本、32bit
PCI×6本スロットがある。
外形寸法はショートサイズATX準拠で、225×305ミリと省スペースになっている。生産中止になるPentiumM、Celeron
ATXマザーボードの置き換えに最適な産業用マザーボード。
最近は、OA用パソコンもAT互換のものが大半を占めており、産業用の制御用コンピュータにおいても、AT互換(DOS/V、Windowsベース)のシステムが急拡大している。
同社は、AT互換ベースの産業用CPUボードの開発、製造を行っており、最近では業界に先がけPCIバスベースの最新・最速のCPU、及びI/Oボードを開発、供給を開始し市場のニーズに応えている。
今後は、カスタムメイドのCPUカードや、I/Oカード、ソフトの開発などにも注力する方針である。