ＩＤＥＣは、アプリケーションの範囲をさらに拡大した高機能マイクロＰＬＣ「ＭＩＣＲＯＳｍａｒｔ」シリーズ用のモジュールとして、「ＦＣ５Ａ形スリムタイプＷｅｂサーバＣＰＵモジュール」２機種（標準価格７万２１００円）、「ＦＣ５Ａ形温調モジュール」２機種（同５万５０００円）、「ＦＣ４Ａ形４点アナログ出力モジュール」１機種（同５万８０００円）の計５機種＝写真＝をグローバル発売した。
インターネットを使用した遠隔監視・リモートメンテナンスを必要とするアプリケーションは、ＦＡ分野だけでなくサービス業や農業など様々な業種で増えている。ＰＬＣでは、現場の状況をＷｅｂサーバ機能を介し、遠隔地から分かりやすく確認・管理できることが求められている。
ＦＣ５Ａ形スリムタイプＷｅｂサーバＣＰＵモジュールは、こうしたニーズを基にＰＬＣを用いたシステム開発者だけでなく、エンドユーザーの使い勝手も追求した。充実したＷｅｂサーバ機能とカスタムＷｅｂブラウザページ、現場での緊急時に対応可能なｅメール機能を持ち、ＰＬＣとしてのリアルタイム性と高機能な制御を実現。
Ｅｔｈｅｒｎｅｔ通信ポート（ＲＪ45）を搭載し、Ｗｅｂサーバ機能をＣＰＵモジュールに内蔵。コストパフォーマンス、省スペース、省配線に優れる。
また、優れた遠隔監視・遠隔操作を簡単に実現するため、ＷｉｎｄＬＤＲにｅメール命令、ＰＩＮＧ命令の命令語を追加。ユーザーフレンドリーなプログラミングに対応する。
ユーザーの手間を省くツールとして、標準搭載のＷｅｂページからＩＥなどのブラウザを使い、ＰＬＣステータスやデータレジスタ値のモニタ・変更が遠隔地から可能。さらにＵＳＢポートを搭載、現場での作業効率をアップする。
クラス最高レベルの処理速度、高速カウンタ入力４点・パルス出力３点内蔵のほか、入力８点／Ｔｒ出力４点、増設Ｉ／Ｏモジュールは最大15台・４９２点まで拡張が可能。
ＦＣ５Ａ形温調モジュールは、ＰＩＤ制御を必要とするアプリケーションに対応するため、高精度・高機能な温度制御がパラメータ設定のみ・ラダープログラムレスで簡単に実現できる。温調モジュールが独立して温調制御を行い、ＣＰＵモジュールに負荷がかからず、高度な温度制御が安定して行える。
熱電対、測温抵抗体など多種多彩な温度センサの入力に対応。分解能は14ｂｉｔ、総合入力誤差はフルスケールの０・２％。
ＦＣ４Ａ形４点アナログ出力モジュールは、15点以上のアナログ出力を必要とするアプリケーションに対応、設置スペースを取らない。１モジュールに４点のアナログ出力、最大28点アナログ出力のシステム構成が可能（スリムタイプＣＰＵモジュール使用時）。12ｂｉｔ（４０９６階調）に対応する。
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
