椿本チエインの子会社ツバキエマソン(京都府長岡京市神足暮角1―1、TEL075―956―0200、市川直社長)は、高トルクとコンパクト化の両立を実現した、サーボモータ連結に最適な高効率のディスクカップリング「エクトフレックスカップリング
NEFテーパロックシリーズ」=写真=を発売した。スペーサタイプとシングルタイプがあり、参考価格は「NEF04W」2万6300円、「NEF25W」4万1500円。
同社は、ディスクタイプのカップリング(軸継手)「エクトフレックスカップリング」を、汎用タイプから精密タイプまで幅広くラインアップ。今回、エクトフレックスカップリングに、パワーロックで培ったテーパ技術を融合させたNEFテーパロックシリーズを開発した。
軸締結力の向上により、すべての標準軸穴径でカップリングの許容トルクを満足する高トルクで、小径軸領域でも軸締結力の低下によるトルクの減少がない。
また、部品点数の削減と、テーパ加工された専用ハブにより、同社従来品に比べ最大で全長寸法・質量を37%短縮・軽量化を実現。
これにより省スペース化に貢献するとともに慣性モーメントも26%低減した。サーボモータの応答性を高めるとともに、消費電力削減にも貢献する。
8品種、軸穴径708通りの組み合わせを標準化。ワイドバリエーションで幅広い用途に対応する。
ハブ以外の部品を、ほかのNEFシリーズ標準機種と共通化。キー溝穴加工ハブ、クランプハブ、ロングスペーサなど他シリーズとの組み合わせが自由に選択できる。
ノンバックラッシで高剛性。すべてのトルク伝達は摩擦締結で行われるのでバックラッシはなく、サーボモータの正確な運転を損なわない。また、有限要素法に基づき最適設計されたディスクは高いねじり剛性とフレキシビリティを両立している。RoHS指令対応。