日本電機工業会(JEMA、北澤通宏会長)は、「2011(平成23)年度電機工業技術功績者」の表彰式を経団連会館で15日行った。
JEMAの取り扱い製品である重電機器・白物家電機器の技術進歩の発展を図る一助として、1952年度から毎年表彰を行っており、今年で60回目。
今年度は、42社141件266人と委員会活動1件15人の申請があり、審査の結果、42社75件142人と委員会活動1件15人が選ばれた。
内訳は、最優秀賞1件2人、優秀賞3件6人、優良賞9件31人、奨励賞63件118人。
最優秀賞は、「環境負荷を半減した世界初一体輸送可能な300kV―6000Aガス絶縁開閉装置の開発」で、東芝浜川崎工場開発装置部の武井雅文氏と古田宏氏が選ばれた。
また優秀賞は、『重電部門』で「大容量太陽光発電用500kWパワーコンディショナーの開発」で東芝三菱電機産業システムパワーエレクトロニクス事業部パワーエレクトロニクス部開発設計2課の佐藤聰氏と藤井洋介氏が、『家電部門』で「ドラム式洗濯乾燥機TW―Z9100の開発」で東芝ホームアライアンス技術本部ランドリー技術部の西村好美氏と同本部家電機器開発部井澤浩一氏が、『ものづくり部門』で「受配電設備絶縁物の余寿命診断技術」で、三菱電機先端技術総合研究所品質工学センター三木伸介氏と受配電システム製作所受配電システム部受配電システム計画課岡澤周氏にそれぞれ授与され、北澤会長からそれぞれの表彰者に賞状と記念品が手渡された。
また、最優秀賞の概要を説明する講演も行われた。