FA関連機器の 光半導体リレーの用途が拡大リレー

リレーは、電気信号を受け、機械的な動きに変換する電磁石と電気を開閉するスイッチで構成されており、電気を使用する機械・装置のほとんどに使用されている。

性能的には小型、低消費電力、長寿命、高信頼性、高周波特性、静音性に加え、安全性、環境性を重視した製品が数多く登場している。

制御用リレーには有接点リレー、無接点リレー、ハイブリッドリレーなどがあり、制御盤用リレーはシーケンス制御や、直接負荷開閉できるタイプなど種類が豊富である。機器内蔵用リレーは、高容量・高耐圧の多極パワーリレーなどがあり、コンプレッサやヒータ、モータの特性に応じ使い分けられている。

また、特殊動作用リレーは、ポンプ制御やモータ駆動での交互運転、ステッピング操作などに対応するものがある。

車載用リレーは、小型、低背、低消費電力、長寿命、高信頼性などの特徴により、自動車1台当たりに使用するリレー個数が急速に増加。最近では盗難防止やスピードの自動コントロールといったニーズも現れ、今後ハイブリッドカーや電気自動車の増加とともに市場の拡大が期待される。

産業機器向けではインバータ、電源機器、エアコン向け、通信向けなどの分野が堅調に推移している。電磁リレーは、SMT(表面実装技術)への対応により、需要増と用途拡大に繋がっている。また、高周波リレーは高周波機器の増加に伴い需要が高まっている。

光半導体リレーは、長寿命・メンテナンスフリー・高信頼性・高絶縁性など、半導体と電磁リレーの両方の特徴を持ち、評価が高まっている。

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