サンセイテクノスは「顧客感動」を長期テーマに掲げ、関西を中心とした専門技術商社として高い地位を築いている。
また、毎年策定しているサブテーマとして、今年は「徳目追求」を掲げ実行に移している。徳とは人間の持つ気質や能力に社会性や道徳性が発揮されたもので、人間の奥行きを表すとともに、日本文化の基本となる要素である。
同社では、徳目を追求し、高い文化性を備えた企業人、さらに質の高い企業像を目指している。
さらに、技術商社として顧客に最適な技術を提供するとともに、堺市にあるファームでの農作業などを通じ、ものづくりや食糧自給の大切さを体感している。同社は一昨年、中期経営計画の大きな柱である新物流センター竣工と、基幹システムの再構築を完了した。
新物流センターは、敷地面積約3000平方メートル、延床面積約5300平方メートルと広大なもので、50億円分の在庫が可能なことから、同社の中核基地として最大限に機能を発揮している。
また、基幹システムとの相乗効果により、ユーザーの細かな要望にも迅速に対応できる体制を整えている。
インフラ関連の構築を完了したことから、同社では営業活動を活発化させている。最近では、純粋な制御分野のみならず、技術部を中心に機工系やメカトロ系の案件も多数取り扱うことから顧客層が拡大している。また顧客層の拡大に伴い、横の繋がりも強化されている。
一方、3月に発生した東日本大震災に対しては、早期の復旧・復興に繋がるよう技術商社として万全な協力体制を採っている。
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