アイチップス・テクノロジー(兵庫県尼崎市潮江1―2―6、TEL06―6492―7277、塚田眞人社長)は、同社が展開するiCPro(image
Conversion
Professional)技術に基づいた、IP変換・解像度変換LSI「IP00C812(SCX2)」を開発、サンプル出荷を開始した。IP00C812は、2系統の独立した入出力、拡大・縮小及びIP変換エンジンを内蔵。3DやPiP、PoPなど2画面表示を実現する。入出力ともに1080P/WUXGA/2K1Kまでのプログレッシブ、及び1080iまでのインタレースに対応する。
CPU、LVDS
Tx、ビデオデコーダ、Ethernet、USBなどの機能を内蔵。部品点数の削減を可能にし、内蔵CPUとスケーラーの電源分離に対応、待機時の消費電力削減を可能にした。また、上下左右反転、垂直台形補正などフレキシブルな画像変形機能を搭載し、マルチパネルや4K2Kパネルへの対応も容易に可能。画像入力はデジタル入力2系統、アナログ入力1系統。画像出力は2系統(ドットクロック上限166MHz)。
ARM社製CPUコアを搭載。CPUバスインタフェースは外部にFlash/SRAM/SDRAMが直結可能。CPU周辺機能はEthernet、USB2・0(ホスト、ファンクション)、DMAC(2ch)/UART(2ch)/I2C(マスタ機能)、Timer(4ch)/クロック制御/割り込み制御/汎用ポート制御が可能。10bitADC(8ch)/10bitDAC(4ch)。ビデオデコーダ内蔵、3D対応、動き適応IP変換、ビットマップOSD機能、画質補正機能を備える。