キムラ電機(東京都品川区西五反田7―9―5、TEL03―3492―8511、藤岡康太郎社長)の関東地区の販売代理店で組織する「関東キムデン会」は、第36回総会を4月22日、東京・五反田のゆうぽうとで開催、代理店18社のうち17社の社長や幹部社員ら約50人が出席した。
冒頭、あいさつに立った藤岡社長は、「リーマンショック後の影響から緩やかな回復傾向になり、当社の11年2月期の売り上げも前年度比16%増となった。通信、鉄道車両関係向けに堅調に推移したことで、リーマン前の08年度比94%まで回復してきている。今年度はリーマンショック前までの売り上げに戻すことでスタートしているが、東日本大震災の発生は、産業界に大きな影響を与えており、生産設備の損失などもあり、当分不透明感が続くと思われる。幸い当社の茨城工場は、地震の被害もなく通常通り稼働しているが、資材調達などで苦労している。今後も可能な限り供給していくのでご支援をお願いしたい」と述べた。
続いて藤岡利之取締役営業部長が、関東キムデン会の事業報告と事業計画及び、会計報告を行った。
また、今年度の営業方針も発表し、「今年度は前期比5%増の売り上げを計画している。11月にはシステムコントロールフェアが開催されることから、これに合わせて表示関連と端子台の新製品を秋口に発売する。電力設備、通信インフラ、鉄道車両分野関連へ販売を進めたい」と述べた。
総会終了後、恒例の講演会に移り、上野動物園の小宮輝之園長が「上野動物園の動物達とその飼育」と題して行った。