【名古屋】パナソニック電工SUNXの2011年3月期連結決算は、制御機器業界が国内、輸出ともに製造業の設備投資需要の回復に伴い好調に推移、昨年10月のパナソニック電工のFA機器事業承継もあって、売上高303億6600万円(対前期比121・8%増)、営業利益23億2500万円、経常利益22億7400万円、当期純利益12億1600万円と売上高は大幅に伸長、利益面でも黒字転換した。
部門別は、従来はセンシング事業とLMP事業の2つに分けていたが、FA機器事業承継に伴い、センシングコントロール事業、プロセッシング機器事業、Eco・カスタム事業の3部門に分けることにした。
センシングコントロール事業は、FAセンサー、PLC、プログラマブル表示器などが含まれ、半導体・液晶関連向けが回復、自動組立機械向けも好調で、中国・韓国への販売も拡大、売上高は184億4700万円。
プロセッシング機器事業は、レーザマーカ、画像処理機などで、設備投資の回復に伴い、レーザマーカの印字需要が回復。加工用途の需要も拡大して、売上高は72億1100万円となった。
Eco・カスタム事業は、エコ関連商品、タイマ、カウンタなどで、エコパワーメータなどエコ関連商品が伸長、売上高47億600万円。
12年3月期は、売上高420億円(同38・3%増)、営業利益35億円(同50・5%増)、経常利益35億6000万円(同56・6%増)、当期純利益21億1000万円(同73・5%増)を見込んでいる。