「第3回ドイツ・イノベーション・アワード
ゴットフリード・ワグネル賞2010」の受賞者5人が発表され授与式が行われた。
1等賞は「細胞治療を助ける化合物の開発」に関する研究を行った京都大学物質―細胞統合システム拠点教授上杉志成氏で、賞金400万円と、副賞としてドイツ学術交流会(DAAD)により、最長2カ月間のドイツの大学または研究機関での研究活動のための助成金が授与された。
2等賞は「原子レベル制御による金属酸化物界面の創製と高移動度電子デバイス応用」研究を行った東京工業大学大学院理工学研究科教授大友明氏、3等賞は東京大学分子細胞生物学研究所准教授竹内純氏、独立行政法人物質・材料研究機構独立研究者樋口昌芳氏、東京大学大学院工学系研究科准教授八井崇氏の3人。
この賞は、在日ドイツ商工会議所とドイツ企業12社の共同プロジェクトとして、日本の若手研究者支援と科学技術振興、そして日独の産学連携ネットワーク構築を目的に、08年に創設された。日本の大学・研究機関に所属する45歳以下の若手研究者で、今回は全国36の大学・研究機関から81件の応募があった。