東研長距離を一括読み取りUHF対応ハンディターミナル発売

自動認識装置大手の東研(春山安成社長)は、長距離で一括読み取りに威力を発揮するWindowsCE搭載UHF対応「ハンディターミナルIU―9061」=写真=を発売した。パレットやコンテナなどの大物やアパレルなどの多品種多量製品へのUHFタグの採用を広げる携帯型スキャナーとして期待される。

RF―IDタグは年々採用が増えている。2009年には23億5000万個の販売が推定されているが、現在はSuicaやパスモ、社員ICカードなどが主流で通信距離が接触から数10センチと短いHF帯タグが採用されている。

しかし、パレットやケースなどにもRF―IDタグが普及段階を迎え、数メートルの長距離通信が可能なUHF帯タグを、その場で読み取れる携帯型スキャナーが求められていた。

新発売のWindowsCE搭載UHF対応ハンディターミナルIU―9061は、UHF帯の特徴を最大に活かすため高出力/円偏波タイプの通信仕様となっており、タグのロングレンジでの一括読み取りが可能である。

UHF帯タグだけでなくバーコード、2次元コードにも対応できる。

主な特徴は(1)PDAタイプは3・5インチのタッチパネル液晶を搭載し、液晶に傾斜を与えて視認性と使い易さを向上させている(2)標準装備のガングリップを装着することで、長時間の作業でも疲れない(3)拡張バッテリーにより連続18時間の使用が可能(4)省エネ設計など。

インターフェースは、無線LAN802・11b/g、BluetoothVer2・0、MicroSDと多彩。最小分解能0・19ミリ(1D)・0・21ミリ(2D)、本体重量約422グラム、外形寸法W85×H214×D166ミリ。

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