サンワテクノスの2011年3月期連結決算は、売上高852億8300万円で対前期比54・0%増、営業利益27億8100万円(前期2億8500万円の損失)、経常利益28億7500万円(同1億700万円の損失)、当期純利益16億9400万円(同4億900万円の損失)となった。
部門別売上高は、電機が236億2800万円で同156・2%増、電子が547億9000万円で同36・2%増、機械が68億6400万円で同15・6%増。
電機は、有機EL製造装置向けの真空ロボット等の販売が大幅に増加し、半導体製造関連装置向けのサーボモータ、ロボットの販売及び電子部品実装機向けのリニアモータの販売も増加した。
電子は、インバータ、ロボット、サーボモータ及び電子部品実装機向けの電源、電子部品の販売及び、工作機械及びロボット用制御盤向けの産業用パソコンの販売が増加した。機械は一般設備投資に慎重なことから、液晶製造装置関連向けの売り上げが伸び悩んだが、有機EL製造向けの設備部品の販売が寄与した。
12年3月期は、売上高942億円(前期比10・5%増)、営業利益32億円(同15・0%増)、経常利益33億円(同14・8%増)、純利益19億5000万円(同15・0%増)を見込んでいる。