磁気センサー・磁気応用製品の大手メーカーであるマコメ研究所は、メンテナンスフリーをコンセプトに独自開発の高感度・高信頼性の磁気検出素子「可飽和コイル」の技術を活かした製品を開発しており、無人搬送車用磁気センサー、リニアスケール、リニア変位センサーなどで高い市場シェアを誇っている。また、個性的かつ技術的難易度の高い製品を開発する研究会社としても知られている。
非接触4chシグナルカプラST―3726Eもユーザーの要請で開発した製品のひとつ。この製品は発振部と検波部をそれぞれ送信器、受信器として用い、4chの信号を伝達する。送信方法に電磁誘導方式を採用しているため、汚れや非金属障害物があっても確実に信号を送受信でき、粉塵、雨水などに強い構造になっている。高い安全性を求める分野で好評であり、無人搬送車やゴルフカート、有軌台車、壁やガラス越し、密閉装置などへの信号伝達に最適である。
最大伝達距離は200ミリ、電源電圧はDC10~30V。その他の仕様の製作も可能である。
(http://www.macome.co.jp)