日本電気計測器工業会(JEMIMA、小野木聖二会長)は、「第51回定時総会」を東京・丸の内のクラブ関東で開催し、2010年度(平成22年度)事業及び決算報告、11年度(平成23年度)事業計画及び収支予算などを審議し、承認した。また、役員の改選も行い、新会長に堀場厚堀場製作所会長兼社長を選出した。
総会には、会員113社のうち委任状を含め81社が出席した。
総会の冒頭、小野木会長は「東日本大震災でかつて想像したことのない状況となっている。被災地の一日も早い復興を祈念している」とあいさつした。
総会は小野木会長を議長にして進められたが、11年度の主な事業計画としては、エネルギー・環境分野への対応政策提言と国際標準化活動強化、計測展11TOKYOを成功に導く企画推進と将来への継続的発展、東アジア圏を中心とした国際連携の推進などを掲げている。
また、今年度中に一般社団法人化の申請を行い、12年度から移行を目指すことにしている。
堀場新会長は「東日本大震災とそれに続く福島原発事故で、景況は一挙に不透明感を増している。JEMIMAの提供する製品、技術はエネルギー供給に直接係わる部分も多く、震災からの復興に貢献するところ大であり、このような時にこそ、我々は事業を攻めの姿勢で推進し、復興に資する製品やサービスを市場に供給したい」と就任の抱負を語っている。