東京都電機卸商業協同組合(TEP、廣瀬芳重理事長)は、第62回通常総会を全国家電会館で13日開催した。
総会には141人の組合員のうち委任状も含め95人が出席した。総会は廣瀬理事長を議長に選出して進められ、10年度(平成22年度)事業報告及び決算報告、11年度(平成23年度)事業計画及び収支予算などを審議・承認した。
総会では、3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者に対し1分間の黙祷を捧げた後、廣瀬理事長は「日本は過去何回も大きな災害に見舞われた。関東大震災では10万4000人が亡くなり、太平洋戦争では250万とも300万人ともいわれる人が亡くなったが、日本人の勤勉、忍耐、向上心がプラスになって今日の日本の復興がある。
天皇陛下が被災地を訪問されたが、戦後も陛下が日本各地を回り国民が勇気づけられた。こうした訪問が気持ちを明るくするきっかけになれば良いと思う。
関東大震災でラジオが情報源として普及し、それから家電品出て秋葉原が発展してきた。5月に入って自粛ムードも薄れて、秋葉原に人が出てきた。みんなが明るく前向きな気持ちになることで復興を果たせることになるのではないかと思う」とあいさつした。
総会では、堀内覚副理事長が市況・事業概況及びその他事業の報告、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、教育情報委員会活動を浜田昭博委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を藤巻伴英委員長が、青年委員会活動を藤木正則委員長からそれぞれ報告が行われ、また11年度の活動計画も発表された。
また、藤木正則会計理事から決算・予算の報告がなされ、伊佐野勝利監査役が監査結果を報告した。
総会終了後、永年勤続表彰として、勤続30年以上7社21人、20年以上9社37人、10年以上11社45人に廣瀬理事長から表彰状と記念品が授与された。