セーフティネットワークジャパン(SNJ)は、SNJ特別研修会を東京・有楽町の東京国際フォーラムで16日開催、17人が参加した。
東日本大震災の発生で、「絶対安全はない」「人はミスをし、機械は壊れる」こと、また「安全は企業活動の生命線」であることを改めて思い知らされた。
今回の特別研修会は、こうした背景を踏まえ、「安全活動を通じた企業体質強化―非定常作業の災害防止」と題して、トヨタ自動車で安全衛生推進活動を中心になって進めてきた菱栄工機セフティアドバイザーの古澤登氏が講演した。
古澤氏は安全衛生に携わってきた長年の経験を元に、各企業は労働災害防止を具体的にどのように実践していくべきなのかを、人・モノ・管理の3要素から出来ることを積み重ねていく重要性を説明した。
安全確保に向けた活動を自ら携わりながら実践しただけに、説得力のある内容となって参加者の共感を得ていた。
SNJは、工場内などにおけるセーフティネットワークの普及に取り組んでおり、ドイツ本部を中心に、10年前からは日本にも支部を設置している。